INTERVIEW

用地調査部の
社員インタビュー01

「あいまいな土地の境界」の
歴史に終止符を打つ仕事。

用地調査部

2013年入社

入社の決め手になったのは?

専門学校で学んだ測量だけではなく、その技術を活かして+αの何かができる仕事を探していました。そんなときにJRの土地を専門的に調査測量する会社の求人募集を見つけ、その特殊な業務内容に興味を持ったことが大きいですね。在籍していた専門学校の先輩が多く入社していて、退職者が少ないのも決め手のひとつになりました。

仕事内容、やりがい、目標は?

私の仕事の中のひとつに、あいまいになっているJRの土地と隣接する民有地の土地の境界を確定させることがあります。まず、国鉄時代から引き継がれている古い図面や法務局に備え付けられている登記資料をもとに土地を測量しなおし、境界確定図という図面を作成します。その上で、隣接地権者の方にご説明、ご納得いただき、境界確定図に押印をいただくまでが私の仕事です。そうして双方の土地の地権者が押印した境界確定図は、この先に地権者が変わろうとも引き継がれるものなので、「あいまいな土地の境界」の歴史に終止符を打つという意味でも、手応えのある仕事です。

また、JRの線路に近接して作業を行うこともあり、その時に最も大事なのは安全に作業を行うことです。今後も事故がないように注意しながら作業を進め、「重大事故ゼロ」を継続する所存です。

忘れられないエピソードは?

実印をいただくまでに何度も地権者宅を訪問することがあり、時には門前払いをされてしまうことも。それでも根気強く訪問し続けると、話を聞いていただけるものです。最初はうるさがられたある地権者の方と、戦時中の苦労話を聞かせていただけるほど関係を深めたこともあります。最後のご挨拶時には「これであなたに会えなくなるのは寂しい…」と言っていただいたほど。また、双方の主張が食い違い、長年境界が確定できていない土地の場合は、登記記録や過去の地形を鑑み、確定までにかなりの時間を要することもありました。だからこそ、実印をいただけた瞬間の達成感は大きく、苦労が報われました。

関西シビルコンサルタントで働く魅力は?

わからないことがあれば上司にも気軽に相談できる雰囲気があります。経験が豊富な上司からの的確なアドバイスを吸収して、日々の仕事に活かすことで、自分の成長を感じられる職場だと思います。毎年の社員旅行では、上司や他部署の方と交流を深めることができるので、楽しみにしています。(※2020年度は新型コロナウイルス感染予防により中止)

就職活動の
ワンポイントアドバイス

人生の目標がある方は、まずは足掛かりに「自分がやりたい仕事」ではなく、「自分ができる仕事」という基準で仕事を選んでみるのもひとつの手段だと思います。